新事業を考えるサラリーマン

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スティーブジョブズのスピーチから学ぶ事

  •  点と点をつなげる話

人生で何をしたらいいかわからなかった。

大学に通おうともやりたい事が見つかるとは思えなかった。

親が通わせくれるが、浪費を捨ていると感じ、退学した。

 

だが、そのあとに得た知識はのちに掛け替えないものになった。

カリグラフ

科学では捉えきれない芸術的な文字の世界。の虜になった。

知識が十年後に蘇ってくる。十年前の種が実ったのだ。

将来をあらかじめ見据えて線を描く事はできない。

できるのは、後から点をつなぎ合わせる事だけ

運命、カルマ。何かを信じて突き進む事

 

  • 愛と敗北

若い頃に大好きな事に出会えた。

二十歳のときにアップルを創業した。

三十歳で社員数4000人になるが、自分の会社二解雇される。

自分の人生をかけて積み上げたものが消える。

 

1ヶ月くらいは呆然としていた。

自分が打ち込んできた事がやはり大好きだった。

もう一度挑戦しようと思えるようになった。

アップルを離れた事でもう一度挑戦者になれる。

人生で最も背負う象的な時期になる。

 

 NeXTを起業し、ピクサーを成功。

アップルがNeXTを買収し、アップルに戻る事に、

アップルは今もNeXTの技術を中核としている。

 

非常に苦い薬ですが、そういう経験が必要だった。

どんなに最悪の出来事があっても、信念を失わない事。

自分のやっている事を愛してやまなかったからこそ、前進し続けられた。

大好きな事を見つける。仕事も恋愛も同じ仕事は人生の一大事。やりがいを感じる事ができるただ一つの方法は、素晴らしいと心底思える事をやる事。

仕事を愛する事。

本当にやりたい事は、不思議と自分でもすぐにわかるはず。

素晴らしい恋愛のように、時間が経つごとに良くなっていく。探し続ける事。立ち尽くしてはいけない。

 

  • 死について

どんな1日も自分の1日

「毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる」

私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。

 

自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。

なぜ?

永遠の希望やプライド、失敗する不安これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。

 

本当に大切なことしか残らない。自分は死ぬのだと思い出すことが、敗北する不安にとらわれない最良の方法です。

我々はみんな最初から裸です。

 

  

死から逃れた人間は一人もいない。それは、あるべき姿なのです。

死はたぶん、生命の最高の発明です。それは生物を進化させる担い手。古いものを取り去り、新しいものを生み出す。今、あなた方は新しい存在ですが、いずれは年老いて、消えゆくのです。深刻な話で申し訳ないですが、真実です。

 

 あなた方の時間は限られています。だから、

本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。

ドグマにとらわれてはいけない。それは他人の考えに従って生きることと同じです。

他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。そして何より大事なのは、

自分の心と直感に従う勇気を持つことです。

あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。

 

 

 私が若いころ、全地球カタログ(The Whole Earth Catalog)というすばらしい本に巡り合いました。私の世代の聖書のような本でした。

スチュワート・ブランドというメンロパークに住む男性の作品で、詩的なタッチで躍動感がありました。パソコンやデスクトップ出版が普及する前の1960年代の作品で、すべてタイプライターとハサミ、ポラロイドカメラで作られていた。言ってみれば、グーグルのペーパーバック版です。グーグルの登場より35年も前に書かれたのです。理想主義的で、すばらしい考えで満ちあふれていました。

 

 スチュワートと彼の仲間は全地球カタログを何度か発行し、一通りやり尽くしたあとに最終版を出しました。70年代半ばで、私はちょうどあなた方と同じ年頃でした。背表紙には早朝の田舎道の写真が。

あなたが冒険好きなら、ヒッチハイクをする時に目にするような風景です。

その写真の下には「ハングリーなままであれ。愚かなままであれ」と書いてありました。筆者の別れの挨拶でした。ハングリーであれ。愚か者であれ。

私自身、いつもそうありたいと思っています。そして今、卒業して新たな人生を踏み出すあなた方にもそうあってほしい。